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アビゲイル・ウィリアムズ (Abigail Williams)は、アメリカ合衆国・フェニックス出身のシンフォニックブラックメタルバンド。アビゲイル・ウィリアムズの由来は、セイラム魔女裁判の切っ掛けとなった人物に由来する。 バンドメンバーの入れ替えが多く、中心メンバーのケン・ソーセロン以外のメンバーは流動的である。更に、バンドの本拠地の移転が多く、現在まで4回の移転を行っている。また、2度の解散を行っているが、いずれも1年と経たず再結成している。 == 略歴 == アリゾナ州フェニックスにおいて、2004年末に、ケン・ソーセロン (G)によって結成。結成からしばらくは、メンバーが固定されず、多くのメンバー変更が起こっている〔。結成初期は、当時アメリカで隆盛しつつあったメタルコアを演奏していた〔。その後、バンドはインターネット上でデモ音源を公開した。これがきっかけとなって、イギリスの大手レーベル「キャンドルライト・レコード」と契約することとなった。契約と前後して、メンバーが大幅に変わり、ケン・ソーセロンがボーカルも兼任するようになった。ちなみに、このネット上の音源は、後にファンが勝手に『Gallow Hill』というEPにまとめるという事件が発生している〔。2006年には、エンペラーのカリフォルニア公演で共演〔。更には、スーサイド・サイレンスらとイギリスツアーを共にしている〔。2007年初めには、ダーク・フューネラル、エンスレイヴドの北米ツアーにも参加している〔。これらのツアーの最中に、1stEP『Legend』をリリースしデビューしている。実際は、フルアルバムをリリースする予定だったが、曲数をそろえることができず、EPとしてのリリースとなった〔。『Legend』時点でのメンバーは、ケン・ソーセロン (Vo, G)、ビョーン・ダノヴ (G)、ブラッド・リフス (G)、カイル・ディッキンソン (B)、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)、ザック・ギブソン (Ds)の6名であった。しかし、2007年初めのツアー終了後に活動を停止し、解散する〔。 解散後、ケン・ソーセロンはマイケル・ウィルソン (G)とトーマス・ヘイウッド・ジュニア (B)と共に新バンドを立ち上げる〔。しかし、このバンド自体は短命に終わり、この3名を中心にアビゲイル・ウィリアムズが復活する。復活後には、解散時のメンバーの内、ビョーン・ダノヴ (G)、ザック・ギブソン (Ds)が復帰、新たにクリステン・ランドール (Key)が加入した。また、再結成に際して活動拠点をオハイオ州・クリーブランドに移している〔。復活から間もなく、クリステン・ランドールとザック・ギブソンがバンドを離れ、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)が復帰している。ドラムスについては正式メンバー加入が遅れ、1stアルバムレコーディング開始時には、正式メンバーはいなかった。そのため、1stアルバムの楽曲の多くに、元エンペラーのタリムがセッション・参加した〔。また、この間にサム・ポーリセリ (Ds)が加入。1stアルバムの数曲をサムが担当した〔。2008年に1stアルバム『In the Shadow of a Thousand Suns』をリリースした。リリース後、活動拠点をニューヨーク州・ニューヨークへと移転〔。その後、2009年までにケン・ソーセロン以外の全メンバーが脱退。ケン・ベディン (Ds)、アラナ・ポトクニック (Key)、イアン・ジェケリス (G)が加入し、4人体制となる。また、ケン・ソーセロンがボーカル、ギター、ベースを兼任するようになる。しかし、2009年中にアラナは脱退し、3人体制となった。キーボードはケン・ソーセロンがさらに兼任することになった。この間に、1stシングル『Watchtower』、2ndシングル『Malediction』をリリース。3人体制のまま、2010年に2ndアルバム『In the Absence of Light』をリリース。 2011年にケン・ベディンが脱退。ザック・ギブソン (Ds)が復帰し、並行してアラン・キャシディ (Ds)も加入。また、グリフィン・ウィタワ (B)が加入。しかし、グリフィン・ウィタワは短期間で脱退し、ジェイムス・ユングマン (B)が加入。更にジェイムスも短期間で脱退し、ブライアン・オサリヴァン (B)が加入した。2012年に3rdアルバム『Becoming』をリリース。ただし、このアルバムでは、ほとんどの楽曲でベースをケン・ソーセロンが担当している。同年7月に解散を発表〔https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/435921323106149?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。〕。しかし、短期間で再結成。また、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)が加入する〔https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/485150891516525?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。〕が、2013年にはアラン・キャシディ、アシュリー・ユルゲマイヤーとブライアン・オサリヴァンが脱退した〔https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/532069050158042?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。〕。同年に、ジェフ・ウィルソン (G)が加入した〔https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/673512699347009?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アビゲイル・ウィリアムズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Abigail Williams (band) 」があります。 スポンサード リンク
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